海風受けて爽快ラン/ロマン海道・伊良部島マラソン
親子の絆深める/4コースに920人が完走
第13回ロマン海道・伊良部島マラソン(主催・いらぶ観光協会)が26日、同島と下地島で開催された。4コースに計921人が出場して、二つの島の自然を満喫しながら思い思いのペースで大会を楽しんだ。最長Aコース(20・8㌔)は宮古高校2年の平良雅喜が1時間9分25秒で優勝。完走者は920人で、完走率は99・89%だった。
この日はAコースに331人、B(14・6㌔)に153人、C(7㌔)に306人、D(2・3㌔)に131人と46組の家族が出場した。
Aコースは佐良浜中学校前、その他の3コースはB&G体育館前を午前10時にスタートし、921人が日ごろの練習の成果を発揮しながら伊良部島と下地島を駆け抜けた。
この日はくもり空で気温は17・1度(午前11時)と選手にとっては走りやすいコンディションだった。時折強く吹き付けた風雨には苦しめられたものの、風光明媚な二つの島の自然が気持ちを和ませた。
地域住民がボランティアとして参加。コース上の給水ポイントでは、選手たちに飲み物などを手渡しながら声援を送り続けた。
最長Aコースを制した平良は、序盤から快調に飛ばして距離を刻み、2位に2分以上の差を付けて優勝した。ほかの出場選手も最後まで懸命に走り、同コースは全員が完走を果たした。
家族で参加できるDコースでは、子どもたちの元気に走る姿が目立った。お父さんやお母さんと手をつないで走り、親子の絆を深めながら思い出を作った。