南国の魚、木、花を表現/トライ公式ポスター決定
東京都の黒坂さんデザイン
4月15日開催の第28回全日本トライアスロン宮古島大会の公式ポスターがこのほど決まり、28日午前、大会長の下地敏彦市長、選考委員会の宮里敏彦委員長らがお披露目した。見方を変えると南国の魚や木、花が浮かび上がってくる工夫を凝らしたデザインで、東京都の黒坂秀行さん(39)=たき工房=が制作した。
今回は計55作品の応募があった。2月に3回の選考委員会を開き、22日の最終選考会で黒坂さんの作品を最優秀賞に選んだ。
優秀賞は、大阪府の金原由佳さん(21)=京都精華大学=と中城村の平林未希子さん(17)=美来工科高校=の作品だった。
黒坂さんの作品は、スイム、バイク、ランに挑む複数の選手を全体に配し、その選手が作る空間で魚やガジュマル、ハイビスカスを表現した。これまでにない工夫を凝らした作品が選考委員会で評価された。
宮里委員長は「過去のポスターと見比べながら、今までにはない作品を選ぶように心掛けた」と選考過程を振り返った。
下地大会長は「トライアスロンをアピールする良い作品で魚、ガジュマル、ハイビスカスが見えるおもしろいポスター。このポスターで回大会をアピールしていきたい」と話した。
受賞報告を受けて黒坂さんは「最高にうれしい。宮古島は9年前に訪れた場所で美しい風景と思い出は今でもぼくの宝物。時を経てこういう形で宮古島に関われたことは感慨深く、光栄に思う」と喜びを話した。