沖糖が製糖操業再開
4日ぶり、工場に活気戻る
原料不足で一時的に製糖操業を停止していた沖縄製糖宮古工場は29日、4日ぶりに操業を再開した。工場はサトウキビを積んだトラックの往来で活気付いた。
沖糖は26日から一時的に操業を止めた。原料のサトウキビが計画通りに搬入されないため、やむを得ず28日までの停止を決めた。
原料不足は、機械刈りによる収穫が全体の4割を占めていることが大きな要因となった。雨天が続いてハーベスターが稼働せず、手刈り原料だけでは必要な原料を確保できなかった。
29日は午前10時30分から原料搬入を開始。トラックに積み込まれたサトウキビが次々と工場内に運び込まれた。この日は1470㌧の原料を確保し、工場も通常運転に戻った。
同日は、時間帯によっては晴れ間が広がる天候となり、各地でハーベスターが稼働。各工場とも一定程度の原料を確保した。
今回の操業停止は、雨天続きによる原料不足が大きな要因だが、今後の収穫方法は急激に機械刈りにシフトしていくことが予想されており、不足するハーベスターの台数確保も課題として浮上している。