「火入れは届け出を」/火災予防運動スタート
市消防本部で特別点検
宮古島市消防本部(砂川享一消防長)で1日、2012年春の全国火災予防運動にちなみ、砂川消防長が管内署所の当務員を除く職員全員と消防、救急車両の特別点検を行った。特別点検後、広報車とポンプ車が同本部を出発し、池間島を含む平良地区、上野、城辺地区で火災予防広報パレードを行った。伊良部島は同日午前に実施した。
砂川消防長は「キビ刈りの時期、畑に火入れするときは必ず消防に届け出てほしい」と呼び掛けた。
特別点検で砂川消防長は「火災が発生しやすい時期を迎え、火災予防思想の普及を図ることで発生を予防し、高齢者を中心とする被害者の発生を減少させ、財産の損失を防ぐため、職員も協力してほしい」と訓示した。
2011年の同本部管内の種別火災発生状況は建物が8件、車両が4件、その他が7件の計19件で被害額は2684万4000円だった。
同火災予防運動は「消したはず 決めつけないで もう一度」を統一防火標語に掲げ1~7日まで、全国一斉に行われる。期間中、宮古島市消防本部は市内で防火対象物の立ち入り検査や防火チラシ・ポスターの配布、幼年少年防火パレードなどの行事を予定している。