「性と命」を学ぶ/上野中学校
看護大生が出張講義
県立沖縄看護大学(那覇市)の「性・命の達人キラリサークル」(井上松代顧問)のメンバー(同大1~4年次の学生)25人が5日、上野中学校の1、2年生68人を対象に、性や妊娠、デートDVに関する出張講義を行った。
体育館で行われた講義では、妊婦体験ジャケットを着て妊婦が動くことの大変さや、新生児の人形を使ったおむつの交換や着せ替えなども体験した。
重さ約7㌔の妊婦体験ジャケットで動くことの大変さを体験した垣花文也君(2年)は「すごく重かった。おかあさんは大変だったんだと思った」と感想を話した。
体験に先立ち、生徒は10人ほどの小グループに分かれ「親になるために必要なこと」「10代で親になることは良いことか、そうでないか」などについて話し合った。
この出張講義は若年妊娠や人工中絶、デートDV、性感染症など、性や命の問題が増加しつつある中、看護の分野で得た知識や技術を生かして、これらの問題について仲間として同世代の者に情報を提供することを目的に行った。
同サークルはこの日、西辺中学校、平良中学校でも同様の出張講義を実施した。