宮古島の味、全国発売へ/ZEN開発 「食べる旨辛味噌」など2商品
3月に国の所管する地域産業資源活用事業計画の認定を受けたZEN(前泊清和社長)がこのほど開発した「食べる旨辛味噌」「食べる旨辛味噌ラー油」「食べる島ハーブのラー油」の3商品のうち、宮古味噌を使った2商品が伊勢丹百貨店の独自商品(オンリーアイ)として、9月8日から全国発売開始となる。
ZENの事務所で18日、前泊社長ら関係者が会見を開き、宮古島の地域資源で完成した商品の内容を紹介した。
前泊社長は「認定を受けて今は良い商品を一生懸命つくるだけ。地域資源を活用して宮古のためにこの会社を役立てていきたい。これからさらに商品を増やして地元の雇用創出にも貢献したい」と述べた。
会見には、事業計画の申請支援から商品化、販路開拓支援を行っている宮古島物産販売の伊藤裕代表と中小企業基盤整備機構沖縄事務所の池村博隆プロジェクトマネージャーが同席。
伊藤代表は「伊勢丹の商品となるには高い完成度が求められ、この二つの商品はそれを満たしている。全国に宮古島の味が広まればうれしい。また、収益の1%は宮古島の環境保全のために活用したい」と述べた。
池村プロジェクトマネージャーは「この商品は地域から自信を持って発信できる商品。伊勢丹という大きな市場で販売できることもすごいこと」と話した。
この商品は、うまむぬシリーズとして開発された商品。伊勢丹の独自商品に決まった「食べる旨辛味噌」(120㌘)は780円。「食べる旨辛味噌ラー油」(100㌘)が980円となっている。
旨辛味噌の原材料の味噌は「まるきよ味噌」の宮古味噌、泡盛は「池間酒造」の酒を利用している。
2商品は来月8日から全国の伊勢丹百貨店や系列百貨店のみでの販売となる。
12月には、全国のテレホンショッピング等で商品が紹介され、放送後には伊勢丹以外でも販売される。