海中公園工事契約を承認/市議会臨時会
一部議員は反対表明
宮古島市議会(下地明議長)の2010年第4回臨時会が18日、市議会議場で開かれた。海中公園海中観察施設工事請負契約についてと、北小学校校舎改築工事に関する三つの請負変更契約についての計4議案を下地敏彦市長が提案。審議を行った結果、海中公園工事請負契約は一部議員が反対したものの賛成多数で、北小学校請負変更契約は全会一致で承認された。
海中公園海中観察施設工事については、指名競争入札により8月5日、大米建設・南開建設・国盛建設特定建設工事共同企業体と宮古島市が請負代金4億4520万円で仮契約を締結。正式な契約を結ぶためには議会議決が必要となることから今回、議案が上程された。
臨時会の質疑で、上里樹氏の質問に対し平良哲則農林水産部長が海中観察施設工事の予定価格は4億4940万円で、落札率は約99%、入札参加社数は14共同企業体だったと答弁。採決前の討論で上里氏が、建設予定地は台風襲来時に波の被害を受けやすい場所で、それに十分対応できるとの説明がなされておらず、 99%という高い落札率からも賛成できないとして反対する立場を示したことから、挙手による採決が行われた結果、賛成多数で承認された。
北小学校校舎改築工事は、建築1工区と2工区の基礎工事で基礎支持層部分の深さが設計段階と異なっていたことから強化するための工事の追加が必要となる。また当初、空調は灯油式を計画していたが、環境に配慮するため太陽光発電を活用した電気式空調に変更する方針を決定。いずれも昨年の�月定例会で議決を受けた請負契約内容の一部を変更しなければならないことから議案が上程され、審議の結果いずれも全会一致で承認された。