市長らに島シャツ寄贈
みやこ島織組合がブランド化/きょうからエコハウスで展示会
みやこ島織有限責任事業組合(下地正子代表組合員)は8日、オリジナルの島シャツを下地敏彦市長と長濱政治副市長に寄贈した。下地市長は「あす(9日)県庁で開催される太平洋島サミット残暦板点灯式で、島シャツを着てアピールしたい」と述べ、宮古島ブランドの宣伝にひと役買う姿勢を示した。
組合は、厚生労働省と市、宮古島商工会議所、宮古島観光協会で組織する宮古島地域雇用創造協議会から委託を受けて事業を実施。宮古島産の苧麻を使用した麻糸、島外産の綿糸を使用して島シャツやインテリア製品など工芸品を開発し、ブランド化を確立した。2年の事業は今年度で終了する。
この日、下地市長と長濱副市長に島シャツを手渡しのは、みやこ島織リーダーの佐久田理沙さん、アシスタントの宮里凪音さんら3人。
寄贈した島シャツは、半袖と長袖の2枚。このうち、手織りの半袖島シャツは麻70%、綿30%。襟や前立て、袖口、ポケットは宮古上布でアクセント。着心地さわやかでおしゃれな仕立て上がりとなっている。
宮里さんは「苧麻が大量生産できればコストが安くなる。本土産の苧麻は中国に輸出しているのが現状」と語った。
佐久田さんは「オーダーメードを引き受け、島シャツなどの良さを広く浸透させたい」と意欲を見せる。
下地市長は「アロエベラの皮で染料をつくると、生地は淡い黄色になる。現在皮は捨てており、皮の有効活用を考えてほしい」とアドバイス。
また「21日から始まる3月定例議会一般質問では、副市長、議長も一緒に島シャツを着て臨みたい」と話した。
きょう9日から3日間、西里通りCoCoストア裏側の市街地型エコハウスで、島シャツなどの試作品展示会が開催される。
午前10時に開館、午後6時に閉館(最終入場は午後5時)。入場は無料。