沖糖、再び操業停止
宮糖は時限停止で対応
製糖操業中の沖縄製糖宮古工場は8日、工場を一時的に停止させた。先月下旬に続いて今期2度目の停止となる。きょう9日まで停止し、10日から運転を再開する予定。宮古製糖城辺工場は時間単位の停止で対応している。
両工場とも原料不足が要因。雨天続きでハーベスターの稼働率が低下し、工場稼働に必要な原料が搬入されないため、停止や時限停止の措置を取らざるを得ない状況にあるという。
沖糖は8日朝から原料の搬入も停止し、午後から工場を止めた。砂川玄悠専務は「原料が足りなくて工場を回せない。天気が悪いとハーベスターが入れるほ場と入れないほ場がある」と現状を説明した。
また、管内に残された原料の多くが機械刈りであるため、コスト面からも1日半の停止はやむを得ないとの考えを示した。
きょう9日は朝から原料の搬入を開始し、10日から工場の運転を再開する。
宮糖は7日から時間単位で工場を止めて対応している。同日は5時間、8日は7時間止めた。
「これまでの操業は手刈り原料で何とか対応してきたが、残りの原料はほとんどが機械刈り」とし、沖糖と同様、機械刈り原料の不足を指摘した。
沖糖、宮糖ともに1月11日に操業を開始。これまでの搬入量は沖糖が8万678㌧、宮糖が6万2845㌧となっている。