知花大輝君(東小6年)4冠/全宮古小学生珠算大会
6年連続の快挙
第16回全宮古小学生珠算競技大会(主催・全国珠算教育連盟沖縄県支部宮古地区)が10日、市中央公民館大ホールで開かれた。1年から6年生まで283人が出場。学年ごとでの個人総合競技と種目別3競技で日ごろの練習成果を競い合った結果、知花大輝君(東小6年)が6年連続となる学年個人総合優勝と種目別全競技優勝の4冠を達成した。
同大会は、個人総合は乗算、除算、見取算、見取暗算の4種目の合計で、種目別はフラッシュ暗算、読上暗算、読上算で計算力を競った。開会式では全国珠算教育連盟沖縄県支部の宮城忍人副支部長が「自分との勝負なのでとなりは気にせず、自分の目標点数を取れるように頑張ってください」と出場者を激励。選手宣誓では譜久島雄太君(久松小6年)、下地主真君(南小5年)、宮里勇飛君(東小4年)が「練習成果を発揮できるよう頑張りたい」と宣言した。
競技開始を告げる「はじめ」の声が掛かると、出場者たちは真剣な表情で問題を見ながら、そろばんをはじいていった。
表彰式では各学年の個人総合競技の優勝者に賞状とトロフィーが手渡された。1年生の時から毎年、個人総合競技で優勝、昨年は個人、種目別のフラッシュ暗算と読上暗算の3冠だった知花君は、最終学年で全種目での優勝を果たした。知花君は「目標にしていた4冠を達成できうれしい。毎日夜に1時間30分の練習をしてきた成果が出せたのだと思う」と喜びを語った。
珠算優良生徒表彰の伝達式も行われ、2級を取得し、小学6年生以上で珠算を継続している児童・生徒53人に賞状が贈られた。同大会と合わせ、幼稚園児を対象とした「ちびっ子の部」も行われ、41人が競技に挑戦した。