あひる競争に笑いと歓声/伝統のたなばた運動会
第24回伊良部・仲地たなばた運動会が16日、伊良部運動公園で開催された。旧暦7月7日の伝統行事。両地区の住民約1300人が参加し、年代別リレーなどの競技を行い、心地よい汗を流しながら親睦を深めた。
大会は「ぷからすーぷからす かなすーかなす うむっしーうむっしゃーしー」がスローガン。小学生から60代以上までの100㍍走で始まり、輪回し競走や俵担ぎリレー、綱引きなどの多彩な種目が行われた。
足ひれを履いて走る「あひる競争」では転倒する参加者が続出し、会場の笑いを誘った。最下位の走者には、見かねた応援団が並走しながら声援を送った。
60歳以上による「老人リレー」では、若者に負けない力強い走りを披露した。ゴール前でデッドヒートを演じ、大いに盛り上がった。
大会役員によると、同運動会は大正時代から続く伝統行事で、一時中断したが住民の総意で24年前に復活した。
大会長の平良玄一郎さんは「大会は豊年祈願と両地区の融和を図ることが目的。継承、発展させるのは私たちの義務。この素晴らしい大会を後輩に引き継ぎたい」と話した。