1頭平均41万560円/肉用牛3月競り
今年度1番の高値
JAおきなわ宮古家畜市場の2012年3月の肉用牛競りが、19日開かれた。11年度最後の競りは、子牛1頭平均41万560円と、年度1番の高値。農家らは、高値に明るい表情を見せた。
購買者やJAの関係者らは、全国的な子牛不足や円安・株高傾向、震災特需、回復の兆しを見せはじめた枝肉相場などが好材料になったのではと、分析した。
今後については「4、5月までに上場される子牛は、需要旺盛期の来年末に出荷されるので、高値が続く可能性が高い」と見通した。
JAおきなわ宮古地区畜産振興センター畜産部のまとめによると、子牛は520頭上場され、全頭競り落とされた。
1頭平均価格は、前月比7147円上げた。総販売金額は2億1349万円、総販売体重が13万4068㌔。平均キロ単価は1592円(前月比48円高)となった。
性別の1頭平均は去勢が前月比6979円高の44万490円、雌が同比1万9249円高の37万6177円と雌の上げ幅が大きかった。JAは雌を買い求める購買者が多く、引き合いが強かったと話している。
1頭当たり最高は63万7350円(雌)、最低は5万5650円(去勢)だった。
去勢1頭の体重区分別価格は「300~349㌔」が最も高く47万5453円、「250~299㌔」の45万786円が続いた。