産業・経済
2012年3月23日(金)9:00
葉タバコ収穫始まる
2012年産葉タバコの収穫が始まった。豊作に農家の表情は明るい。収穫は6月末ごろまで続く。今期は139人の農家で、約26億円の販売を目指す。
砂川行雄さん(上野)は20日から収穫を開始した。今年のタバコは植え付け当初、日照不足の影響が懸念されたが後半回復した。
葉肉に厚みがあり高品質。茎に付いている葉の枚数も17~18枚とかなりいい。
「昨年は台風2号の被害を受け多額の借金を抱えた。これから少しずつでも返していきたい」と話した。
昨年の台風2号は収穫途中の5月に襲来した。砂川さんは約6割の収穫を残していたころで、これが全滅したという。
宮古地区の12年産葉タバコの耕作者数は、日本たばこ産業(JT)の作付け廃止募集に伴い、11年産の163人より24人減り139人となった。地区全体の耕作面積は同比64㌶減の571㌶。地区別の耕作面積と耕作者数は平良60㌶(16人)、城辺204㌶(41人)、下地130㌶(31人)、上野113㌶(28人)、伊良部43㌶(14人)、多良間21㌶(9人)となっている。