当初方針より1年遅れ/新食肉センター
13年度着工 供用は15年4月予定
沖縄公庫やJAや市などが出資してしている第三セクター宮古食肉センターの新施設着工時期が、当初予定の2012年度より1年遅れる見通しとなった。下地敏彦市長が21日の市議会一般質問で、「着工に向けては、12年度中に事業申請のためにクリアすべき法的手続きを行い、13年度に申請着工する。供用開始は15年4月を予定している」と一連のスケジュールを示した。下地明氏の質問に答えた。
食肉センターは、昨年の取締役会で12年度中の着工、13年度の供用開始を目指すとしていた。
センターは遅れた原因について「急に出てきた話なので、基本設計など準備に充てる時間が十分に取れなかった」と説明している。
建設場所に関し下地市長は、上野野原の旧家畜競り市場を適地として選定していると述べた。
新食肉センターの建設は、現施設の老朽化がかなり進んでいることから、急がれる課題となっている。
新宮古食肉センター事業導入検討委員会(委員長・慶留間智厚宮古家畜保健衛生所長)は、答申で食肉センターは「安全で安心できる食肉」を提供する上で公益性、公共性を最大の役割にしている施設と位置付け。と畜場は、家畜のいる地域になくてはならないと、必要性を強調している。