キャンプ誘致に意欲/Jリーグ
市長「施設整備が急務」
開会中の宮古島市議会(平良隆議長)3月定例会は23日、一般質問の3日目を行い6人が登壇し、市当局の考えをただした。
Jリーグキャンプの誘致計画について下地敏彦市長は「スポーツアイランド構想の推進を図る上で、民間と行政が一体となって取り組むことは重要である」との認識を示した上で、「現時点では受け入れ施設の整備が十分整っていない。誘致のために施設整備は急務と考えている。県営公園に設置可能かを含めて、県と協議をしたい」と述べ理解を求めた。
Jリーグのキャンプについては2010年、11年に横浜FCが1週間ほど、宮古島で短期キャンプを行ったが、本格的なキャンプにはなっていない。
県営広域公園の建設計画について下地市長は「場所、施設等についてはまだ決まっていない。建設に当たっては市もいろいろ要望をしていく。健康増進センター的な施設も含めて協議を進めたい」と述べた。共に富永元順氏の質問に対する答弁。
下地智氏の「宮古島市が派遣している中学生の海外ホームステイ先に、台湾など中国語圏内の地域や国を加えられないか」との質問に対し、田場秀樹教育部長は「17日にマウイ島に向けて出発した生徒のなかには、中国に行きたいとの希望を持つ生徒もいた。中国、東南アジアを含めて検討したい」と述べた。
また、嵩原弘氏は、食肉センターの新築計画について質問。上地廣敏農林水産部長は「新食肉センターは2012年度中に事業申請のためのクリアすべき法手続等整備を行い、2013年度で着工する予定。供用開始については15年4月ごろを予定している」と述べた。
そのほか、山里雅彦氏は池間小中学校の体育館改築工事について質問。
田場教育部長は「同校には現在、小学校と中学校の二つの体育館があるが今回は改築するのは中学校の体育館。改築工事は7月発注で、年度内完成を予定している。面積は600平方㍍で現在の面積より平方㍍小さくなる」と説明した。
この日、富永元順、下地智、嵩原弘、山里雅彦各氏のほか、真栄城徳彦氏、池間豊氏が登壇した。