政治・行政
2012年3月28日(水)9:00
危機管理対策本部を設置/市、北朝鮮ミサイル発射で
宮古島市は27日、北朝鮮による長距離弾道ミサイル発射に伴う対策として、市役所平良庁舎に危機管理対策本部を設置した。本部長に就いた下地敏彦市長は「行政チャンネルや市のホームページなどを通して市民に情報提供していきたい」と述べ、情報収集に努める方針を示した。
防衛省は、北朝鮮による長距離弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下する事態に備え、迎撃の準備を急いでいる。ミサイル防衛(MD)システムで対応するため、地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)配備先の自治体との調整に着手。26日には同省の職員らが下地市長に説明を行った。
配備場所は上野野原の航空自衛隊宮古島分屯基地で、今月末から来月初旬に平良港下崎埠頭へPAC3配備のための輸送艦船を入港させ、車両と自衛官を上陸させる計画という。
危機管理対策本部は下地市長を本部長とし、安谷屋政秀総務部長と友利悦裕建設部長からなる。
同日設置された県の対策本部と連携協力する。