落下の可能性大なら中断/トライ競技実施検討委
北ミサイルの対応検討
第28回全日本トライアスロン宮古島大会の競技実施検討委員会(大会長・下地敏彦市長)が3日、市総合体育館で行われ、水泳競技実施、中止基準、水泳中止の場合のデュアスロン実施方法などは例年通りであることを確認した。このほか北朝鮮が「衛星」と称して12~16日の間に発射を予告しているミサイル落下の対応を議題に加え、協議した。万が一ミサイルの一部が宮古島に落下する可能性が高い場合は大会を中断し、安全が確認され次第再開することを決めた。
下地市長は「宮古島市長の立場で、市民や観光客、大会出場者全ての人の生命の安全対策は市長が最終の判断をする」と述べた上で、大会中に発射され落下の可能性が高い場合の意見を委員会で求めた。
委員からは「水泳競技の場合は途中で止めるのは困難」「バイクも先頭と後続の選手はかなり離れるので、選手への周知をどうするか」などの意見が出た。周知の方法としてはエイドステーションにボードを用意して掲示し、知らせる。防災無線でサイレンを鳴らすなどの意見が出たが、中止することは困難として、中断し、再開することを決めた。
選手への中断を周知する具体的な方法は5日に協議員会を開き検討することを確認した。