第16回平良好児賞 選考委が始動
5月20日に授賞・祝賀会
第16回「平良好児賞」に向け選考委員会が始動した。3月下旬、市内のホテルで選考委員と事務局の顔合わせがあり、5月20日の授賞式・祝賀会に向けたタイムスケジュールを確認した。
選考基準の確認では、これまでの応募者の「宮古在住者」をせめて「沖縄県内の宮古出身者」にすべきとの指摘もあり、多くの出身者の活躍の場を広げる必要性が検討課題となった。
同賞は、宮古の文学界を長年リードしてきた故平良好児氏(1911~1996年)の遺志を継承し宮古における文学活動に顕著な実績を上げた者を表彰しようと1997年、平良好児顕彰会によって設立された。以後毎年、各文芸ジャンル(小説・ルポルタージュ・評論・詩・俳句・短歌・戯曲)において優れた文筆活動を行った者に賞状と副賞が与えられた。
2005年に宮古毎日新聞社の創刊50周年を機に主催となり、宮古ペンクラブが主管となって今日に引き継がれている。これまで、27人の作家や詩人、俳人、歌人などの受賞者を輩出してきた。今回も選考規定に沿って募集が始まった。締め切りは4月20日。詳しくはワイド企画内(電話72・8828)。
選考委員は松原清吉(会長)、伊志嶺亮、仲宗根將二、友利昭子の四氏。事務局長は下地昭五郎、次長は宮川耕次。