伊良部、全国大会へ/九州中学バレー 日宇(長崎)に競り勝ち4強
宮古勢、4年ぶりの快挙
第43回九州中学校バレーボール競技大会は11日、佐賀県総合体育館で決勝まで行った。男子の伊良部(沖縄2位)は準々決勝で日宇(長崎1位)に2-1で競り勝ち、4強入り。全国出場権が与えられる5位以内が確定し、全国大会への切符を初めて手中に収めた。
主将の渡久山翔悟(3年)は「目標だったのでうれしい限り。県大会での悔しい思いが力になった」と喜んだ。全国大会は今月20日から岡山県で開催される。宮古勢の出場は4年ぶりとなる。
日宇戦の第1セットは攻めのサーブと、渡久山と天願翔之の両エースの強打が決まり、25-19で先取。第2セットはサーブミスなどで21-25で落とした。
最終の第3セットは一進一退の攻防となった。終盤にピンチサーバー仲地賢悟の好サーブで流れを引き寄せ、25-23で奪取した。
徳嶺浩明監督は「第2セットは落としたが、終盤の流れは良かった。追い付かれても選手に焦りはなかった」と振り返った。
主将の渡久山は「全国ではどのチームと当たるか分からない。初戦を大事にして、勢いを付けて勝ち進みたい」と抱負を述べた。
準決勝の菊鹿戦では19-25、26-28で連取され、敗れた。180㌢を超える相手エースにコンビバレーで対抗したが及ばなかった。
全国大会は今月20日に岡山県で開幕。各ブロックを勝ち上がった36チーム出場し、全国一を懸け23日まで熱戦を繰り広げる。