「国際感覚身に付いた」/下地中生徒10人が帰島
台湾でホームステイ
下地中学校(与那城高治校長)の3年生10人が5日~10日までの5泊6日の日程で中華民国(台湾)台中市立漢口国民学校の生徒たちと交流を深めた。漢口中の生徒宅でホームステイをして異文化を学んだ下地中の生徒らは10日、空路帰島した。父母らが出迎え、国際感覚を身に付けた生徒たちに大きな拍手を送っていた。
国際交流事業の一環。市町村合併前の当時の下地町が国際性豊かな人材を育てようと1999年、下地中と漢口中の生徒たちの交流を始めた。今年で12年。
今回訪台した下地中の生徒たちは言葉の壁を乗り越え、漢口中の生徒たちと友情を深めた。滞在中は中華民国教育部を表敬訪問したほか、科学博物館・民俗村の見学、新幹線から雄大な自然を満喫した。
解散式で与那城校長は「今回の交流は、今後の末長い交流につなげたい。交流のきずなを大事にしたい」などと述べた。
参加した前川賢一君は「漢口中やホームステイでは大歓迎を受けた。皆さんの親切な心は将来に役立てたい」と感想を語った。
7月には漢口中の生徒代表が宮古を訪れ、下地中の生徒宅でホームステイをして交流を深めた。