器物損壊、新たに3件/「官公庁狙い」被害拡大
宮古島署 情報提供呼び掛け
宮古島市内で16日から17日にかけて9件の器物損壊事件があったが、18日にも新たに3件の同様な事件が発生し被害が拡大している。被害は昼夜を問わず発生しているが目撃者がおらず、現場に遺留品も無いことから、18日午後10時現在も犯人逮捕に至っていない。宮古島署では官公庁施設を狙った連続器物損壊事件と見て捜査体制を強化。市民にも情報提供を呼び掛けている。
警察によると18日に新たに発生した被害は①車のフロントガラス1枚②パトカーのフロントガラス1枚③玄関出入り口ドアガラス1枚-で、いずれも官公庁内での器物損壊事件。
①は、平良久貝の公務員宿舎駐車場内に止めてあった軽自動車のフロントガラスが割られた。被害者が110番通報した。犯行は16日午前7時ごろから18日午前7時ごろまでの間と見られている。
②は、同署下地駐在所のパトカーのフロントガラス1枚が何者かによって割られた。同駐在署員が発見した。18日午前0時ごろから午後12時30分ごろまでの間の犯行と見られる。
③は、市役所上野庁舎正面玄関出入り口ドアのガラス1枚が割られた。18日午前3時57分ごろ、ガラスの割れる音を聞いた警備員が発見し警察に通報した。被害額は3件とも調査中。
16日から17日にかけても市役所や警察署のほか、国、県の官公庁が入った施設で掲示板や玄関ガラス、公用車のフロントガラスなどが割られた。
同署では、12件とも手口が似ていることから同一犯の可能性も視野に捜査を進めている。