環境美化に決意新た/第8回漂着物アートコンクール
大賞の平良盛範さんら表彰
第8回漂着物アートコンクール(主催・海洋調査研究会)の表彰式が8日、宮古島漁業協同組合で行われた。入賞、入選者には賞状が贈られ、個性豊かなアイデアをたたえた。また、大切な観光資源でもある美しい宮古の海をこれからも守り続けることに主催者、入賞、入選者が決意を新たにした。
同コンクールは、海岸美化が目的で今年は、61点の応募があった。作品の展示期間中、会場に訪れた242人に審査投票をしてもらい得票数の多かった順に大賞と準大賞各1点、優秀賞3点を選出。市長賞など特別賞6点は各機関の代表らが選び、入選の20点については同コンクール事務局が選定した。
大賞を受賞した平良盛範さんは「まさか自分の作品が選ばれるとは思っていなかったので夢のよう。私の作品を選んでくれた人にありがとうと言いたい。また、ウミガメが産卵できる場所をこれからも守っていきたい」と述べた。
大賞を獲得した平良さんの作品「海ガメの産卵」は、発泡スチロールでカメの体と卵を作り、背中にたくさんのフジツボを、周りには海の砂と貝殻などをちりばめている。
表彰式には宮古島市の長濱政治副市長、宮古農林水産振興センターの砂川正幸所長、日本トランスオーシャン航空(JTA)宮古支社の平一浩支社長も参加し、年々応募作品の質が向上していることを評価するとともに、海岸の美化活動に対するさらなる理解と協力を呼び掛けた。