「懸案事項の予算化」お礼/下地市長
平良港耐震バースで知事に
【那覇支社】下地敏彦市長は19日、県庁に仲井真弘多知事を訪ね、今月6日に国土交通省が発表した2012年度予算で、平良港の耐震バース整備を含む「平良港漲水地区再編事業」が新規採択されたことに対し、同省への要請などで、県が多大な協力をしたことについて礼を述べた。平良隆市議会議長ら同事業の関係者らが同席した。
同事業は国直轄で、12年度分事業費は13億9200万円を計上し予算化した。総事業費は約47億円を見込んでいる。同港の第2、第3埠頭を埋め立て、耐震バース岸壁や臨海道路、緑地などを整備する。
下地市長は「長年の懸案であった港湾再編事業計画がようやく予算化された。要請から6年が経過したが、この間の県の協力に感謝を申し上げる」と述べた。
仲井真知事は「もう少し早く予算化されてもよい事業だ。島の振興発展には欠かせない事業」と述べ、国の予算化をともに喜んだ。
知事応接室では宮古島市での天然ガス試掘や宮古空港の24時間空港化や国際空港化などの話題が出て、仲井真知事は今後も宮古振興に協力していく旨を下地市長に話した。