「お疲れさま」と感謝/ボランティアの集い
トライ支えた5000人/歌や踊り、抽選会に沸く
15日に開催された第28回全日本トライアスロン宮古島大会で、選手を支えたボランティアたちをねぎらう「感謝の集い」(主催・大会実行委)が21日、市中央公民館で開かれた。中高生らが参加し、大会を振り返りながらステージアトラクションや抽選会を楽しんだ。応援幕コンテストの表彰式も行われ、狩俣中学校生徒会に「ワイドー大賞」が授与された。
エイドステーションや医療班、食料班などに配置されたボランティアは総勢約5000人で、今回も「日本一安全な大会」を内外にアピールした。
伊良波智也さん(24)は、スイムのスタート・ゴールの前浜ビーチで音響を担当した。「選手が集中できる環境づくりや、大会を盛り上げるためにもボランティアは必要だと思う」と話した。「水しぶきを上げて一斉にスタートするスイムの迫力が印象に残っている」と言い「島全体が一つになる大会」と語った。
平良中吹奏楽部の武富有咲さん(13)はランコースでメンバーとともに演奏した。「当日は暑かったことと、選手が私たちに手を振って『ありがとう』と言ってくれたことが印象に残っている」と振り返った。
大会副会長を務めた長濱政治副市長は「暑い一日で、病院に運び込まれた人も多く過酷なレースだということを改めて感じた。また、来年も頑張っていこう」と次回大会への協力を呼び掛けた。
舞台では応援幕コンテストで「ワイドー大賞」や「準ワイドー大賞」「デザイン賞」「ユニーク賞」などに輝いた団体、個人を表彰したほか、歌や踊りが繰り広げられた。
航空券や宿泊券、ランチバイキング券などが当たる「抽選会」では、当選番号が読み上げられるたびに歓声が上がった。