カツオ、シビ300㌔完売/第4回パヤオまつり盛況
きょう、カツオ一本釣りなど
第4回パヤオまつり(主催・宮古地区パヤオ管理運営委員会)2日目の7日、宮古島漁協の特設会場で祭りが行われた。大勢の来場者らは、伊良部漁協の特設コーナーに殺到。パヤオ(浮き魚礁)周辺漁場から水揚げされカツオ・シビ(キハダマグロの幼魚)約300㌔は午前中で完売した。最終日のきょう8日は、パヤオの日(8月8日)。午前�時から、太鼓の演舞や鮮魚販売、パヤオが設置されている荷川取漁港内でカツオ一本釣り体験などが行われる。
オープニングセレモニーで、平良中学校吹奏楽部が、レベルの高い演奏を披露。観客らは、大きな拍手を送っていた。
主催者を代表して管理運営委副会長の小禄貴英宮古島漁協組合長は「今後ともパヤオを活用した宮古島の水産業の発展に取り組んでいく」と決意を新たにした。
次いで「お魚の絵コンテスト」の表彰式があり、管理運営委委員長の友利義文伊良部組合長が大賞に輝いた前川ひなのさん(平一小1年)らに表彰状と副賞のカツオを贈った。
各特産品コーナーは大好評。魚天ぷら、カツオ・マグロの腹の部分を使った揚げハラガー、揚げ魚(イラブチャー)などが飛ぶように売れた。
子どもたちを引き付けたイベントは、漁協の冷凍室で行われたマイナス30度南極体験、大物マグロ解体ショー、豊かな海づくりに貢献するタマン(ハマフエフキ)の稚魚放流、モズク流し。参加した子どもたちは、各会場で歓声を上げていた。
一方、宮古総合実業高校の生徒たちは、研究課題で取り組んでいる試作製品の「ソデイカあぶらみそ」「マグロまん」「モズクちんすこう」「アーサマフィン・アーサシフォン」の4品の試食会を開いた。
家族3人で参加し試食した新里若夏さん(20)は「モズクちんすこうが、おいしかった」と感想を話した。
奥原よりえさん(29)は、家族3人でモズク流しに参加。「いつも食べているモズクと違って、歯応えがこりこりしておいしかった」と満足そうに語った。