社会・全般
2012年4月26日(木)9:00
「ドコモみやこ店」に感謝状/携帯電話詐取を未然防止
制度下では県内初
宮古島警察署(宮城英眞署長)は25日、ドコモショップみやこ島店(林利和店長)と同店従業員、伊良皆菜緒さんが詐欺未遂事件の被疑者逮捕に功労したとして感謝状を贈呈した。
2008年12月1日に「携帯電話事業者からの偽変造の疑いがある運転免許証情報提供制度」を警察庁と携帯電話事業者間で合意している。同制度のもとでの被疑者逮捕は県内では初めて。
同店に2日、携帯電話の申し込みに来た男性(44)が運転免許証を偽造して携帯電話機を詐取しようとしたが、伊良皆さんが予備審査に照会したところ、料金未払いで名前が挙がっていた。被疑者の生年月日と名前のふりがなが、本人が窓口で記入した申込用紙と違っていた。
不審に思った伊良皆さんが本人に警察への照会の承諾を得た後に通報、駆け付けた警察官が店外で職務質問をしたところ、本人が容疑を認めたため、現行犯逮捕した。
宮城署長は「犯罪はいろいろな形態で発生する。窓口の手続きの中で見抜いた。これが2次、3次被害を防止する。これからも協力をお願いします」と述べた。