産業・経済
2012年5月1日(火)9:00
イモ植付け機初登場
実演会に多くの農家参加
宮古島市カンショ研究会(上地雅己会長)の現地検討会がこのほど、下地川満の上地会長の畑で開かれ、多くの会員が宮古に初めて導入されたイモ植え付け機の稼働状況を見学した。
イモ植え付け機は上地会長が自費(80万円)で購入した高性能機。上地会長はすでに収穫機を入れており、同機の導入で植え付け、収穫の両作業が機械化された。
同機は芋づるの苗を、コンベアーに置くと、土の所まで運んで自動的に植える仕組み。10㌃の植え付けは、人手だと約8時間かかるが同機は、3時間で済むという。
植え付けは、つる(苗)を土の中に船底のような楕円の線形で埋める「船底植え」が理想とされる。同機も「船底植え」をするという。
同研究会は、宮古島市のイモ産業化事業と連動する組織。4月上旬に苗床用の苗を配布し、5月からの植え付けを前に、手植えの講習も行った。
質疑応答では①夏場の反収は1・5~1・8㌧、冬場が約1㌧②イモは土の中に育つので台風に強い-などの説明があった。