郷土資料など充実6万冊/市立図書館北分館
貸出業務スタート/県立分館を受け継ぐ
県立図書館宮古分館を受け継ぎ先月誕生した市立平良図書館北分館が7日から貸出業務をスタートさせた。午前9時30分から開館式が行われ、市教育委員会の川上哲也教育長(代読)は「図書館は市民の生涯学習の場であり、憩いの場でもある。
これまで同様に気軽に利用してほしい。また、引き続き敷地を快く無償で貸与してくれた共有地代表の砂川恵昭さんには本当に感謝している」と述べた。開館式後、市教育委員会の安谷屋政秀生涯学習部長が本を3冊借りて、北分館貸し出し第1号となった。先月17日から休館中の平良図書館は、市役所平良庁舎隣りの旧宮古支庁庁舎で6月17日から貸出業務開始を予定している。
北分館は、県立図書館宮古分館の閉館に伴い、県が市に建物を無償貸与。約7万8000冊あった蔵書から一般図書1万3953冊、児童図書5211冊、郷土資料4万2299冊の計6万1463冊を市が引き継いだ。
4月1日から市立図書館として開館していたが、蔵書情報を市立図書館貸出システムに統合する作業に時間を要し、これまでは館内閲覧のみで貸出業務は行っていなかった。
平良図書館は北分館を含めて約�万4000冊の蔵書を有することになった。
地主代表の砂川さんはあいさつで「これからもこの図書館が市民のために有効に利用されることを期待している」と述べた。
また、市立図書館協会の委員を代表して東風平紀子さんも「職員は献身的に市民の求めるサービスを提供してほしい」と呼び掛けた。
平良図書館北分館の開館時間は、午前10時から午後6時(日曜日は午後5時まで)。休館日は毎週月曜日、祝祭日(月曜日が祝日の場合はその翌日も)、慰霊の日(6月23日)、年末年始、毎月第3木曜日の定期館内整理日。
問い合わせは北分館(電話72・2317)まで。