追い込み漁を体験学習/八重干瀬で250㌔の大漁
初のPTA主催
狩俣中学校(饒平名和枝校長)PTA主催の第21回追い込み漁体験学習が4日、八重干瀬で行われ生徒13人が追い込み漁に挑戦した。2回の漁でタマンやガーラなど漁獲量は250㌔余りと大漁だった。この体験学習は学校行事として行われてきたが、昨年20回の節目を終え今年から希望者参加型で夏休みのPTA行事として引き継がれた。
PTAの砂川弘一会長は「これからも毎年追い込み漁の体験学習は続けていきたい」とPTA行事として継続していく意向を示した。
午前8時30分、生徒13人、地元の漁師17人と保護者らは8隻の漁船に分乗して出港した。八重干瀬で2回網を入れ、生徒と漁師たちが魚を袋編みに追い込んだ。正午すぎに帰港した生徒たちは港でうろこを取ったり、三枚に下ろしたりと手際よく魚をさばいていた。
初めて参加した與儀力斗君(1年)は「魚を追い込んだり、網に引っ掛かった魚を外すのが面白かった」と初体験の感想を話した。
砂川美香さん(2年)は「去年はシュノーケリング班だったけど、今年は潜れた。ロープを押したり、引っ掛かった網を外したりしているときれいな魚が見えて楽しかった」と目を輝かせていた。
この日午後6時から、協力してくれた地元の漁師や関係者を招き、水揚げした魚を使った料理で感謝の意を込めて交流会を開いた。