「ゴーヤーの日」PR
消費拡大キャンペーン/1袋58円
ゴーヤー(方言名・ゴーラ)の消費拡大キャンペーン(主催・宮古地区ゴーヤーの日実行委員会)が「ゴーヤーの日」の8日、JA「あたらす市場」で開催された。ゴーヤーと数字の語呂合わせで1袋58円に設定した格安のゴーヤーは、飛ぶように売れ盛況。試食販売コーナーにはJA女性部が加工したつくだ煮や和え物などが用意され、好評を博した。
沖縄を代表する野菜ゴーヤーのキャンペーンは「裏ゴーヤーの日」の8月5日まで、県内外で展開される。
セレモニーで岡村幸男実行委員長は、農家の努力によって、2011年度の出荷額が過去最高の2億6500万円に達したことを報告。また、ゴーヤーの日を契機に、地産地消の輪が一層広がるよう祈念した。
與那嶺宏明県宮古農林水産振興センター所長は、ゴーヤーの含むビタミンCは熱に強く、苦み成分が食欲を増進させ、肝臓の働きを高める-などと高機能性を強調。
下地敏彦市長は「宮古産のゴーヤーは、県の野菜品評会で金賞を取るなど、品質的に高く評価されている」と述べ、農家の良いモノ作りへの努力をたたえた。
JAゴーヤー専門部会の伊志嶺一之部会長は「今後とも安全・安心なゴーヤー生産に取り組んでいく」と決意を述べた。
店内の商品台には、ゴーヤーが山積みにされ、周りは黒山の人だかりとなった。レジの前は、ゴーヤーの入った買い物籠を持つ客が数珠繋ぎ。用意した2300袋(1袋約1㌔)は、正午ごろまでに完売した。
65歳の女性は「新鮮で安い。ゴーヤーは、豆腐と炒めるチャンプルーが一番」と笑顔だった。
ゴーヤーと「山海ぶし」の和え物を食べた女性は「梅とカツオのだし、苦みが調和しておいしい」と太鼓判を押した。