投票まで1カ月/県議選
依然、無風状態のまま
任期満了に伴う県議会議員選挙の投票(6月10日)まで、1カ月となった。告示は6月1日。宮古島市区(定数2)には、現職の座喜味一幸氏(62)=自民=と、奥平一夫氏(62)=無所属=の2氏が出馬を表明している。2氏は活動の拠点となる事務所開きも行い臨戦態勢を整えている。これまでに2氏以外に出馬の動きはなく「無風状態」のまま告示に突入するとみられ、無投票の公算が大きくなっている。
今選挙で無投票が確定すれば、復帰後5度目。現在の宮古島市区選挙区になってからは初めて。
2期目を狙う座喜味氏は、下地敏彦市長や市議会保守系議員を中心に各支部ごとの組織や役員体制を固めた。「いつでも選挙に入れるよう体制は整っている。意見交換会や懇談会を開き、政策の浸透を図っている」と座喜味氏。今選挙については「仲井真県政を支える与党として知事や市長と連携し、一括交付金の有効活用に取り組む」と述べた。
無投票の公算については「粛々とやるだけ。選挙はあると思い活動していく」と決意を示した。
3期目を目指す奥平氏は、政策ビラの配布や朝立ち、懇談会への出席など積極的な活動を展開。「市民の反応は日ごとに良くなっている」と話した。
今選挙については「県議会で過半数を占める野党を維持していくことに参加していく。新沖縄振興計画の中に位置付けられている離島振興の実現や下地島の残地の有効活用を訴えていく」と語った。
「選挙はあるものとして取り組んでいく」と気を引き締めた。