県教育長協会との統合可決/県市町村教委連
総会に県内から200人参加
県市町村教育委員会連合会(城間勝会長)の第57回定期総会が10日、マティダ市民劇場で開催された。県内の各市町村から、教育委員約200人が出席。議事では同連合会と県市町村教育長協会を統合する議案などを可決。連合会の発展に尽くした功労者表彰も行った。きょう11日は、研修会が開催される。
総会では冒頭、宮國博宮古地区会長が「宮古開催が決まってから、皆さんを迎えるために相当な努力をしてきた。ゆったりとくつろいでください」と、歓迎の言葉を述べた。
長濱政治副市長は「復帰40周年の節目の年に、県の総会が宮古で開催されることは、今後の宮古の教育振興を図る上で意義深いものがある」とあいさつした。
城間会長は「教育委員は、職種も経歴も異なるメンバーの集まり。それこそが何よりの武器であり、知恵袋。子どもたちの健やかな成長のために、大いに意見を交わしてほしい」と述べ、総会と研修の成果に期待した。
安次嶺馨県教育委員長は、沖縄県は日本一の長寿県から日本一の短命県に今後転落すると指摘し、勉強以前に食生活改善を指導する必要があると強調した。
同連合会と市町村教育長協会は、2013年4月1日に統合する。同連合会には、教育長も教育委員として参加してきたが、統合によって連携は従来以上に強くなると、期待している。
仲井眞弘多知事に対する予算措置要請には①教職員の定数枠の確保②少人数学級編成の実施とそれに伴う施設整備③文化財の整備・保護にかかる県補助金の増額④学級編制基準の30人への引き下げ⑤小学校外国語活動への支援の確保-など12項目を盛り込んだ。
総会後、琉球朝日放送の上間信久社長が「仮説 名護親方が望んだ人材育成~いろは歌より~」と題して講演した。