華やかな舞披露/七踊女性地謡会
母の日チャリティー公演
「七踊」女性地謡とぅゆまし母の日公演(主催・七踊女性地謡会)が13日、「~未来へはばたく女子力~」をテーマに、マティダ市民劇場であった。公演は2部構成で、16の演目が披露された。公演の売上げの一部は昨年同様、東日本大震災の義援金として送られる。
第1部は琉球舞踊穂花会教師4人によるかぎやで風節、あがさ節、よらてく節の古典音楽斉唱。歌、三線に24人、箏に16人、笛、胡弓、太鼓にそれぞれ3人の計43人の地方で華やかに幕を開けた。
踊りの内面を支えるといわれる歌で優雅な舞が披露され、会場に詰めかけた観客から大きな拍手が送られた。
二つ目の演目四つ竹では、琉球舞踊穂花会の舞手12人が花笠をかぶり、色鮮やかな琉装で舞台を彩った。
第2部は「上り口説」や雑踊りの傑作と言われる「花風」、古里に残したいとしい人をしのぶ心情を浜で遊ぶ千鳥の様子に託し、手踊りでしなやかに表現する「浜千鳥」などが演じられた。
演目の最後は島袋本流紫の会神里美代子琉舞練場と同前里博美琉舞練場の舞手45人による「黒島口説」で華やかに幕を下ろした。
同公演に下地敏彦市長は「『七踊』女性地謡会の日ごろの鍛錬の成果を存分に発揮してほしい」と祝辞を寄せた。