平良側の箱桁架設完了/伊良部大橋
主航路部は27日以降予定
伊良部大橋主航路部平良側の箱桁架設工事が16日午前10時、橋脚の上に架設し完了した。中央径間部の架設は27日以降に実施する予定。
14日には、下崎埠頭の台船上の平良側に架設する箱桁に大型クレーンのワイヤを取り付け、工事現場に向けて出航準備は整っていたが、強風のため15日の作業は延期し、16日明け方からの作業となった。
箱桁は巨大クレーン船で約30㍍の高さにつり上げられたまま午前5時45分、下崎埠頭から離岸。4隻のタグボートに囲まれゆっくりと現場に向かった。6時47分に現場に到着。大型クレーン船の係留を確認後、午前7時40分すぎ、架設の作業に入った。
クレーン船の大きさは、長さ120㍍、幅44㍍、アームの先端の高さが145㍍。最大4000㌧をつり上げる能力があるという。
主航路部伊良部側の箱桁(図の1番目)は4月28日に架設を完了。平良側(図の2番目)が16日に完了したことで、主航路部の架設は中央径間部を残すのみとなった。
平良側に架設した箱桁は伊良部側のものと同じで、長さ140㍍、重さ1300㌧。台船に乗せたまま下崎埠頭に接岸していた。同埠頭には現在、中央径間部の箱桁のみが陸揚げされた状態で置かれている。