政治・行政
2012年5月22日(火)9:00
海邦丸五世、順調にえい航/第11管
宮総実生ら全員無事
第11管区海上保安本部によると、19日に那覇の南東約1000㌔の海上(沖ノ鳥島南西沖80㌔付近)で、油圧ポンプ(エンジンの一部)の故障により航行不能で漂流し救助を求めていた沖縄水産高校の実習船「海邦丸五世」(499㌧・金城勝船長)は20日午前、救助に向かった巡視船「もとぶ」にえい航され21日午後1時45分ごろ、門司港から出航したサルベージ船「航洋丸」に引き継いだ。乗船している宮古総合実業高校の12人を含む生徒32人と乗員21人の計53人は全員無事。現在、沖縄本島へ向け、えい航を続けている。
通報を受けた11管は、ただちに現場海域に巡視船「もとぶ」を出航させ20日午前6時ごろ、漂流中の「海邦丸五世」を発見。自力航行が不可能なため、同8時ごろから同巡視船によって、えい航を開始した。
沖縄水産高によれば、生徒を含む乗員53人にけがや病気はなく、全員元気な様子だという。順調に、えい航を続け23日午前9時ごろ、糸満漁港に入港する予定だ。