市民大会開催へ/飲酒運転根絶
市職員の逮捕受け市長指示
宮古島市は上下水道部の男性職員(58)=平良字西仲宗根=が18日、酒酔い運転で人身事故を起こし、宮古島署に逮捕された不祥事を受け、市の全職員、県宮古事務所職員など公務員と市民らを対象にした「飲酒運転根絶市民大会(仮称)」を来月上旬に開催することを決め、関係機関との調整と準備を進めていることが23日、分かった。下地敏彦市長が22日に大会開催の指示を出した。
大会は市の全職員の飲酒運転に関する綱紀粛正と職員の家族に飲酒運転をさせないように協力を呼び掛けることなどが目的。
市職員、県宮古事務所職員、市内小中学校職員や事業所に参加を呼び掛ける。会場は現在、市総合体育館、中央公民館などを含め、日程と場所の調整を進めている。
また、下地市長は、職員の飲酒運転に対する意識を高めることを目的に、市役所の各課ごとに「飲酒運転根絶宣言文(仮称)」に署名させ、各課の見やすい場所に張りだす方針を決めた。
宮古島署によると今年1月1日から6月22日までに飲酒運転で摘発した件数は、昨年同時期よりも11件多い41件(酒酔い運転2件を含む)となっている。