予算、事業計画など承認/平良港整備促進期成会総会
さらなる要請行動確認
平良港整備促進期成会(会長・中尾英筰宮古島商工会議所会頭)の2009年度定期総会が25日、同会議所で行われ、2010年度の予算案、事業計画案など提案5議案を審議し、全会一致で承認した。
あいさつで中尾会長は「平良港の整備については国もその必要性を認めたが予算化に向けてはまだ予断を許さない状況であり、今後も要請活動は必要。これからも手を取り合って国にしっかりと平良港の整備を訴えていこう」と呼び掛けた。
2010年度の事業活動計画としては、大規模地震・災害発生時においても平良港で物資の安定供給を確保する必要性があるとし、耐震バース併用の早期整備を市や関係機関とともに要請活動を展開していくとしている。
そのほか、09年度の事業報告、決算報告も承認された。
総会後は、内閣府沖縄総合事務局平良港湾事務所の小早川弘所長が平良港の現状について報告。「皆さんの要請行動が国に通じて離島港湾に対する理解が深まった。国の直轄事業所としても平良港整備の必要性をこれからもしっかりと訴えていきたい」と述べた。
市港湾課の下地康教課長は、来年度の国の予算化に向け、市としても2年前に改定した港湾計画の一部変更に向けた作業を現在進めていることを報告した。