書道パフォーマンスで「絆」/高校生島サミット
宮高で体験交流/日本の武道や文化紹介
高校生太平洋・島サミットに参加している国内外の高校生と宮古高校の生徒たちの体験交流会が25日、同校体育館で行われた。柔道や剣道、書道など日本の武道や文化を紹介、体験させたりして、同世代の生徒同士で相互理解を深めた。
全校生徒の手拍子と同校吹奏楽部の演奏で迎えた後、同校の川満健校長が「国際理解を学校の方針として掲げており、今回の交流はとても良い機会。互いの自然や文化を学び相互理解を深めていこう」と歓迎のあいさつを行った。
生徒を代表して、島サミット実行委員長の根間優美さん(3年)が「皆さんと会えてとてもうれしい。良い思い出をつくりましょう」と呼び掛けた。
舞台では授業風景や部活動、学校行事の様子などを大型スクリーンで紹介。柔道部や剣道部は技のかけ方や試合を披露し、礼儀作法や精神面も磨く日本の武道を海外から参加した高校生たちにアピールした。
書道部は、4人でチームを組み、曲に合わせて大きな紙に「絆」の文字を書き上げ、人と人との結び付きを訴えながら今回の交流会の意義を強調した。
参加者たちはこの後、柔道、剣道、書道、料理に分かれて体験学習をしたほか、全員で記念植樹を行い交流を深めた。
オーストラリアから参加のダーフィー・マラムフィー君(17)は「とても素晴らしいパフォーマンスだった。みんなが努力して披露してくれたのが感じられた。討論や首脳への提言などで緊張したが、ここではリラックスできた」と笑顔だった。