11年度純利益338万円/海業センター株主総会
開園後初開会 社長に豊見山氏再任
宮古島市からの委託を受け、宮古島海中公園を管理運営する宮古島海業管理センター(社長・豊見山健児宮古島観光協会会長)の2011年度第2期定時株主総会が27日、市内のホテルで開かれ、11年度収支決算報告、12年度予算案、役員報酬、利益処分などを承認した。
11年度収支決算報告で当期純利益が338万9905円と、当初予算の107万8372円を上回る黒字となった。これを受け、同総会では利益処分案も議題になり、資本金800万円の15%に当たる120万円を株主配当額とすることを承認した。
同年度の入園者数は予想の5万2379人を2万5000人余り上回る8万547人だった。
任期満了に伴う役員改選が行われ、代表取締役社長に豊見山健児氏(宮古島観光協会長)、取締役に川平三秀氏(はやて海運社長)、砂川靖夫氏(ホテル共和社長)を再任した。市会計管理者の森田修氏の定年退職に伴う監査役の選任も行われ、現会計管理者の渡真利健次氏を選任した。
12年度の事業では、団体客の昼食受け入れ、磯遊び施設に遊具を設置するなどを計画している。
宮古島海業管理センターは宮古島地区3漁協や氏、狩俣自治会、観光関連業者など14者が出資して設立された。3漁協が全株式の37・5%を持つ大株主。
宮古島海中公園は11年4月6日にプレオープンした。初日には1050人の入園者があり、17日には1万人を達成した。同年7月にグランドオープンし、12年3月31日には入園者8万人を達成した。