テレビ、冷蔵庫など23トン撤去/上野宮国防風林帯
初の「美化清掃の日」/100人参加し美ぎ島創出
宮古島市の環境を守り育てる市民協議会(議長・市福祉保健部国仲清正部長)が主催する「宮古島市美化清掃の日」の活動が27日、同協議会のメンバーや下地敏彦市長、地元の住民ら約100人が参加して行われた。上野宮国の県道235号線(保良上地線)沿いの防風林の枝打ちや草刈り、空き缶、ペットボトルなどのごみを拾った。集められたごみは、刈り取られた草や枝などを含み約23㌧。空き缶やペットボトルのほか、古タイヤや冷蔵庫、テレビなども含まれていた。
「市美化清掃の日」は2012年1月に開催された市の環境を守り育てる市民協議会で毎年5月と10月の第4日曜日と設定し、今回が第1回目の清掃活動となった。
清掃に先立ち下地市長は「不法投棄撤去の予算増加だけでは限界がある。一人一人の清掃活動で『宮古島を汚さないで』と呼び掛けることが必要。この日からきれいな宮古島になるスタートを始めましょう」と呼び掛けた。
参加者は県道235号線を深江橋手前まで、草を刈り、海岸に降りる道を整備しながら一つ一つごみを拾い集めた。
平良から参加した謝花ツルさん(76)は「こんなに草が生えているとは思わなかった。まず草を刈ってからでないとごみが拾えない。草刈りで見る見るきれいになっていくのが楽しいので頑張る」と額に汗して作業を進めていた。
市は昨年11月に「不法投棄撲滅宣言」をしたのを受けて同協議会を立ち上げた。第2回の清掃活動は今年10月の第4日曜日に実施する予定。