朝ドラ通じ宮古PRへ/「純と愛」推進協が設立
総会で事業計画など承認
今年10月から放送予定のNHK朝の連続テレビ小説「純と愛」を通じて宮古島のPRなどを目指す「『純と愛』宮古島市推進協議会」(会長・下地敏彦市長)の設立総会が29日、市役所平良庁舎で開かれた。撮影やエキストラ募集での協力、番組タイトルを活用した土産品開発などを行う事業計画案、協議会規則などを審議し、全会一致で承認した。
同協議会は、6月中旬から宮古島ロケが始まる同ドラマを通じて島の魅力を広くPRし、市民の郷土意識の高揚を図るとともに、「市を元気にするまちづくり」を推進することを目的に設立された。会の役員は、会長を下地市長、副会長は宮古島商工会議所の下地義治会頭、宮古島観光協会の豊見山健児会長、長濱政治副市長、宮古島青年会議所の垣花厳志理事長の4氏が務める。事務局は宮古島商工会議所と宮古島市観光商工局に置かれる。
設立総会では、協議会規約と実行計画の案を審議。実行計画案では、▽番組制作に伴う資料提供やロケ時の撮影協力▽エキストラの募集協力▽宮古島の魅力を発信するための協議会公式ホームページの開設▽のぼりやポスターなどのPRツール作成▽番組タイトルを活用した土産品の開発と流通促進への支援体制の整備-などの案を事務局が説明した。
番組タイトルを活用した土産品の開発について事務局では、NHKの許可が必要になることから担当者と相談を行った後に商品化を進める方針を示した。
事業予算については、市と商工会議所、観光協会で負担金を拠出する方針を説明。下地市長は市からの負担金については、市議会6月議会に補正予算として計上する考えを述べた。
参加者からは、6月から始まるロケを盛り上げるためのPRのぼりを、事業所などから協賛金を募って作成し、市内各所に設置することなどが提案された。提案については協議会の幹事会が中心となった協議することとなった。
会の冒頭では下地市長が参加者に「宮古島を日本中に紹介する絶好のチャンス。撮影をしっかりと支え、良いテレビドラマに仕上げることが一番。そのために協議会を立ち上げた。協力をお願いしたい」と呼び掛けた。