久貝さんの功績たたえる/畜産関係者 業務推進功労表彰で激励会
県畜産会業務推進功労者表彰を受けた久貝清さん(75)=市平良字下里=の激励会が7月29日夜、平良のレストランで開かれた。畜産関係者が集い、久貝さんのこれまでの業績をたたえるとともに、これからの活躍に期待を寄せた。久貝さんは現在、宮古畜産技術員会特別顧問、県畜産会非常勤コンサルタント。
久貝さんは、宮古地域における畜産経営体の指導、相談、経営診断分析、助言指導の各種業務などを実施し、地域畜産の振興と発展に貢献した。そのことが認められ、6月28日に県畜産会通常総会で表彰を受けた。
激励会では、県畜産会副会長の砂川栄市さんが主催者を代表してあいさつ。県畜産会の富村誠信事務局長が久貝さんの受賞までの経過報告を行った。
宮古和牛改良組合の初代組合長、砂川松吉さんは「宮古島の畜産業の今があるのは久貝さんの指導があったからこそ」と述べ、肉用牛の資質の改良や産地形成に向けた取り組みをたたえた。
元城辺町助役で畜産農家の新城武男さんは宮古島における肉用牛の歴史を紹介。「久貝さんの指導のおかげで、宮古島は県内でも畜産の盛んな地域になった。これからも畜産振興、発展に力を貸していただきたい」と話し、全員で乾杯した。
これに対し久貝さんは「私なりに『継続は力なり』というのが評価されたと思う。これからも宮古島の畜産振興のために頑張りたい」と抱負を語った。