教育・文化
2012年5月31日(木)9:00
自然や産業の大切さ学ぶ/福嶺中生徒
仲原鍾乳洞、酒造工場を見学
福嶺中学校(宮国敏弘校長)の全校生18人が30日、城辺の仲原鍾乳洞と多良川酒造所工場を見学した。生徒たちは、地域の自然と産業の大切さを実感した。
総合的な学習時間を「桃源郷(ユートピア)プロジェクト」と命名して実施した。
自然の力で造り上げられたのが30万年の仲原鍾乳洞。洞主の上里勝彦さんが生徒や教諭らを案内した。
木製階段の78段を降り、開けた洞口から入った。天井からつらら石が下がり、美しい自然の造形美や天井から落ちている水滴中の炭酸カルシウムでできたタケノコのように立つ石筍などを見学した。
参加者らは、鍾乳洞の全長210㍍のうち、80㍍を往復。神秘的な世界に感動した表情を見せていた。
2年生の下地藍菜さんは「初めてつらら石などを見て意味を知った。すばらしい鍾乳洞は宮古の宝」と感想を話していた。
この後、参加者らは多良川酒造所工場を見学し、地域を支える産業を学んだ。