宮古産だけの品ぞろえ人気/「み~や」開店から1年
年間売上3700万円/単位面積では一般店の2倍
宮古空港ターミナル2階の宮古島市特産品販売所「み~や」は、昨年6月10日のオープンから1年経過した。同6月から今年5月末まで1年間の売上高は3725万円、1カ月平均では310万円。同店を管理する空港ターミナル社企画室長補佐の宮国幹雄さんは「予想以上の実績。『み~や』は宮古島産だけだよ、という看板効果は、観光客を引き付ける力が強い」と感想。単位面積当たりの売上が、一般土産店の2倍近くあることも、宮古島産の魅力度の表れと強調する。
売上点数が最も多かったのは菓子類の3万4826点(販売額1686万円)。2位が加工食品の1万8977点(同1152万円)、3位酒類6885点(790万円)の順だった。
「み~や」の扱う商品はほかにも民芸品や生の農水産物などがあり、種類はかなりの数に及ぶ。生産者は開店当初の約40人から、現在は74人に増えた。
加工食品は宮古みそや、かつおなまり節、ハーブ茶、クース、ジャム-など小規模生産者の自慢の品が豊富にそろう。中でもハーブ茶は10数種類あり、最近動きが良くなった。
菓子は以前から知られる久松五勇士や博愛せんべい、バナナケーキの人気が根強い。売上点数は伊良部産の「うず巻きパン」が群を抜くという。
酒はターミナル社オリジナルの「サシバ」シリーズが、最も売れた。
宮国さんは「数ある商品の中から、宮古に行ったらあの商品を買うんだというヒット商品が出てくる」と期待する。
「み~や」はアンテナショップの機能も持つ。客から意見を聞いて「こういうものは作れないか」などの提案もした。
「み~や」は、宮古の特産品のPRや新商品開発、販路拡大などによる地域経済活性化支援を目的に設置した。