食肉センター建て替え/取締役会で方針確認
事業導入へ取り組み強化
宮古島市やJAなどが出資する第三セクター・宮古食肉センター(池間等志社長)の第68回取締役会が12日、JAおきなわ宮古地区本部で開かれた。2012年度の事業計画は「新食肉センター事業導入ができるよう取り組みを強化する」と方針を示した。
食肉センターの建て替えは、老朽化した施設の修繕費が増えて経営を圧迫していることへの対応や、消費者への安全・安心な食肉の安定供給のために急務となっている。着工は13年度、供用開始は14年度を目指す。
11年度の単年度決算は、112万円の黒字を計上。累積赤字は5029万円に減った。
と畜実績は豚が前年度と比べ45頭(5・6%)減の754頭、ヤギが同比46頭(11%)増の464頭。牛は340頭と、前年度の364頭と比べ頭(6・6%)の減。高齢母牛の更新が一段落したため減少した。
豚枝肉の売上は1035万円(同比2・5%増)、と畜収入は979万円(同比7・3%減)となった。
新年度の事業方針には▽消費者ニーズに対応した豚枝肉のカット(部分肉)販売による販路拡大▽牛枝肉の委託カット▽諸経費の節減による管理費の改善▽と畜日の曜日指定継続による改善合理化-なども盛り込んだ。
この日の取締役会で承認した11年度営業報告や決算、12年度の事業計画などの議案は、28日の株主総会に提出する。