夏休みに米国へ/多良間村
垣花、外間さんに派遣費
【多良間】2012年度の多良間村少年海外奨学生派遣助成金交付式が11日、同村役場であり、夏休みにアメリカに行く垣花典美さん(多良間中3年)と外間ドナリザさん(同3年)に、派遣費として一人当たり45万円を交付した。
福嶺常夫村教育委員長は「大きな目標を掲げ、自分の思いを発揮し、貴重な夏休み期間に大きなアメリカで多くのことを学んで来てほしい」と激励した。
垣花さんは「多良間の八月踊りが、国の重要無形文化財であることを伝えたい。将来の夢に近づくため、英語をもっと好きになるように、ホームステイを頑張りたい」と抱負。外間さんは「ホストファミリーに何かしてもらうだけでなく、たくさんのことを吸収したい。この体験を通訳者になる夢の第一歩にしたい」と話した。
下地昌明村長は「過去に41人の中学生が、派遣された。2人ともホストファミリーを通して地域の文化、習慣を学び、帰ったら友達や後輩にしっかり伝えてほしい」と成果に期待した。
池田満多良間中学校長は「2人はグローバルな視点で、頑張ると思う。皆さんの温かい支援をお願いする」と述べた。
同事業は語学の習得や、国際的な視野を広めさせることなどを目的に実施している。