琉大が初の出張説明会/宮古高校
全7学部の教授ら招き
宮古高校(川満健校長)で12日、琉球大学7学部の担当教授らを招き、同大学では初となる出張学部説明会を開いた。説明会には宮高の全生徒830人のほか、伊良部高校4人、宮古工業高校4人、宮古総合実業高校6人の生徒たちや保護者らが説明会に出席した。
同説明会は、大学学部の特徴などの理解を促し、進学を志す生徒の学習、進学意欲を向上させる目的で開催した。琉球大からは7学部の担当教官のほか、アドミッション・オフィス室長で学長補佐の中村肖三教授が大学の沿革やAO入試のシステムなどの概要を説明した。
同校体育館で開かれた学部担当教官紹介で、川満校長は「琉球大学各学部の特徴を知ると同時に、大学進学を目指す生徒は、自分が志す学部で、どのようなことが学べるのか判断基準にしてほしい」と述べた。
同大学の中村教授によれば、7学部すべてがそろって出張学部説明会を開くのは初めてで、通常はオープンキャンパスで大学を紹介するところを離島であることに配慮し、宮古での説明会開催に至ったという。
中村教授は「大学はさまざまな個性を持っている学生の入学を望んでいる。宮古からも多くの生徒たちが入学してくることを楽しみにしている」と話した。集まった生徒たちは7会場に分けて行われた学部説明会で熱心に担当教官の説明を受けていた。