宮古市のチーム招待へ/JC杯少年野球8月4日開幕
復興支援で交流企画
第34回JC杯少年野球大会(主催・宮古青年会議所、共催・宮古野球連盟)が8月4日から3日間の日程で市営球場などで開かれる。今回は東日本大震災の復興支援として被災地、岩手県宮古市選抜の少年野球チームを招き、宮古と八重山チームとの交流を図る。主催する宮古JCの垣花厳志理事長と長嶺雄次郎同大会実行委員長らが日記者会見し、「宮古市の子どもたちとの交流を深めながら夢や希望が与えられる大会にしたい」と参加を呼び掛けた。参加申込の受け付けは今月28日から7月7日まで。
「夢に羽ばたけ未来のスーパースターたち~想いは一つワイドー東北」を大会スローガンに掲げ▽子どもたちの健全育成▽宮古、八重山の少年野球のレベル向上-などを目的に開催する。
低学年(小1~3年)と高学年(小4~6年)に分かれ、約40チームがトーナメントで優勝を争う。
宮古市から招待される野球チームは高学年の部に参加する予定で、監督やコーチ含め17人が来島する。
大会前日の3日に歓迎会、最終日の6日には交流会がそれぞれ計画されている。子どもたちは参加チームの家族の家でホームステイすることになっている。
宮古市と姉妹市村を締結している多良間村の児童たちも参加する予定という。
会見で垣花理事長は「被災地の子どもたちが、南の島で野球を通して楽しい思い出をつくってもらえれば」と今回の企画の趣旨を強調。プロで活躍している伊志嶺翔大選手もJC杯に出場し、活躍したことも挙げ「宮古の子どもたちも一生懸命やればプロも夢ではないということを教えてくれた」と述べ、夢や希望を与えられる大会運営に意気込みを示した。
なお、宮古JCでは大会の趣旨に賛同する企業や団体、個人などから協賛金や寄付金を募っている。
大会要項や協賛金についての問い合わせは宮古JC(電話73・3320)まで。