下地深青さん(久松中3年)が最優秀賞/平和祈念資料館メッセージ展
平和のメッセージ描く/ポスター原画
【那覇支社】県平和祈念資料館(呉屋禮子館長)は14日、第22回「児童・生徒の平和メッセージ」審査結果を発表した。6月23日の沖縄慰霊の日を皮切りに同祈念館で会場展示されるメッセージ展のポスター原画に図画・中学校の部で最優秀賞を受賞した下地深青さん(久松中3年)の作品「沖縄から世界へ平和の思い」が選ばれた。図画全体からあふれ出る平和へのメッセージ性が高く評価された。
宮古からは下地さんのほか、図画・中学の部で仲宗根沙也さん(平良中1年)の作品が優良賞を受賞した。
下地さんは「初めての応募で最優秀賞に選ばれ、とてもうれしい。応募に向けては、平良ヒロ子校長に励まされ頑張った。小さい時から絵を描くのが大好きなので、これからも一生懸命描きたい」と笑みをこぼした。
同メッセージ展は、県内の小、中、高校、高等専門学校、特別支援学校の児童・生徒に創作活動を通して平和の心を育み、平和メッセージを発信することを目的に毎年開催されている。
図画、作文、詩を募集し、今年は全県148校から図画2315点、作文342点、詩1796点の計4453作品の応募があった。
図画は小、中、高の最優秀作品の中から、メッセージ展のポスターやチラシに使用する作品を選定し、広報・普及活動に使用される。
また、詩の部門での最優秀作品は、6月23日に糸満市摩文仁の沖縄平和祈念公園で営まれる「沖縄全戦没者追悼式典」で朗読される「平和の詩」として全国に伝えられる。今年は金城美奈さん(首里高3年)の作品「礎に思いを重ねて」が選ばれた。