初の東京公演を開催/クラシックの名曲堂々と演奏
【東京支社】宮古島市ジュニアオーケストラ(長濱隆団長)は26日夜、初の東京公演をクラシック専用ホールの武蔵野市民文化会館で行った。団員らは、日ごろの練習成果を堂々と発表。満員の会場から大きな拍手を浴びた。
毎年夏に開かれているコンサートツアーは今年で5回目。23日にはマティダ市民劇場、24日には糸満市の沖縄平和祈念堂で開催した。
東京公演では、チャイコフスキーの弦楽の為のセレナーデやマーラーの交響曲第5番「アダージェット」などのクラシックの名曲を演奏した。
ヴィヴァルディの曲でバイオリンを弾いた、下地智子さんは「一生懸命頑張った。これからもバイオリンをずっと続けたい」とうれしそうだった。
指揮を担当した天野誠さんは「子どもたちが東京で公演することで、自分たちの住んでいる宮古島の良さをもっと分かってくれると思う」と開催の意義を強調した。
東京公演には、天野さんの教え子の母親も応援に駆け付け。世田谷区に住む相知美和子さんは「天野先生の優しい人柄が出ているオーケストラで素敵でした」と話した。
東京公演では、団員の保護者らが受付を担当し支えたほか、南秀くらぶ混声合唱団、平良西原出身でクイチャーパラダイスの代表・仲本光正さんが友情出演し盛り上げた。